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ニキハーティーホスピタルは熊本県SDGs登録事業者に登録されています

ニキハーティーホスピタルは、事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献し、持続可能な地域医療の実現に努めてまいります。
■ SDGsとは?

SDGsは Sustainable Development Goals の略で「持続可能な開発目標」という意味です。2015年9月、ニューヨークの国連本部で「国連持続可能な開発サミット」が開催され、その際「我々の世界を変革する持続可能な開発のための2030アジェンダ」=SDGsが採択されました。大まかな内容としては、2016年〜2030年までの15年間で世界が達成すべきゴールを表したもので、17の目標と169のターゲットで構成されています。また、SDGsのロゴが丸い輪で表されているように、ゴール・ターゲットは相互につながり関係しており、貧困や飢餓、エネルギー、気候変動、平和的社会など、私たちが直面する世界的な課題が含まれています。

SDGs達成に向けた経営方針と目指す姿

地域社会に根ざした心の治療を基本として、社会復帰や社会的弱者と言われる方々のサポートや人材を尊重した医療を目指して「持続可能な社会」に貢献する病院を目指す。

SDGsに関する重点的な取り組み

主な取り組み内容取り組みの指標進捗状況
心の健康管理(心の相談室、産業医、ストレスチェック等)を行う公的機関(役所等)や一般企業を増やすことで、より多くの方へメンタルケアのサポートを提供する。 心の健康管理を提供する公的機関や一般企業を増やす 2021年: 4社
→2024年: 6社
障がい児ケアを目的とした障がい児専門の往診や訪問看護に力を入れ、より多くの患者様及びご家族へサポートの提供を目指す。 障がい児専門の往診・訪問看護の利用者を増やす 2021年: 17件
→2024年: 30件
病院緑化計画(グリーンカーテンや農作物の栽培)を実施し、カーボンニュートラルを目指す。副産物として収穫した農作物等は子ども食堂へ提供し、その運営に協力する。 病院緑化計画の副産物として収穫した農作物等を子ども食堂へ提供する 2021年: 0件
→2024年: 10件

SDGs活動事例

野菜づくりとグリーンカーテン

院内の空きスペースを有効活用して野菜を作っています。収穫した野菜は、職員に配布したり子ども食堂へ提供したりしています。また、中庭等で育てている花木に与える栄養分も駐車場の落ち葉や厨房から出る厨芥類を使って作り出しています。リサイクル・リユースによる“緑”を管理する活動を積極的に行っています!

熊本県フードドライブに参加

病院全体で取り組める活動として、熊本県主催のフードドライブに参加しています。2023年のフードドライブでは、初めての試みで周知期間も短い中、多数の職員の協力によって、11.2kgの食品を提供することができました。今後も定期的に実施し、子ども食堂等へ提供するとともにフードドライブ活動の定着を目指します。

フードドライブ2023

フードドライブ2024

食品ロスの削減・廃油リサイクル

患者様に健康的な食事を召し上がっていただくために、季節に合わせた食事をはじめ、患者様個人に合わせた食事の提供を行っています。さらに嗜好調査や残菜調査、提供メニュー・提供量の見直し等を定期的に行い、より良い食事の提供および食品ロスの削減に取り組んでいます。残食は、熊本市内の養豚場に飼料として提供いたしました(2022年度:約17t)。また、揚げ油などの廃油約65kg(2022年度)は、専門回収業者に引き取っていただきリサイクルされています。

エコキャップ活動

ペットボトルキャップの回収活動「エコキャップ活動」を平成21年5月から行っています。ペットボトルキャップを焼却処理した場合CO2が発生しますが、この活動で集められたキャップはリサイクル原材料となって換金され、医療・障がい者支援等に役立てられています。

環境にやさしい病院運営

太陽光発電の設置や館内照明のLED化による省電力化、水道の蛇口に節水コマを取り付けるなどの取り組み、電子カルテ導入等のIT化によるペーパーレスの推進などを実施しています。2021年の病院情報システム更新では、旧システムと比べ消費電力を約50%削減しました。

地域生活

当院に関わる地域を含む皆様やスタッフとともに、安心・安全な医療と生活の構築を目指して業務にあたっています。患者様やご家族にとっては、継続した治療や回復に繋がるよう個別の状況に合わせてケースマネジメントを行っています。地域や企業に対しては、近隣精神科病院との懇話会、ストレスチェックのご依頼を受けるなど、メンタルヘルスの課題に取り組んでいます。

外来通院〜入院〜退院後の生活までサポート

その人がその人らしく、安心して地域の中で生活することができるよう、健康増進・症状の悪化予防に常時努めております。また、「外来~入院~退院後の生活(必要な社会資源の情報提供・利用導入)」までの援助を他職種と連携を図りながら推進しています。自宅での生活が困難な場合は、介護保険の認定等の諸手続きに加え、グループホームや施設入所に関しての情報提供等を行っています。

カウンセリング・メンタルヘルス研修

カウンセリングでは、仕事や家庭の悩みなど、ひとりで考えると行き詰まってしまうことも、私たちカウンセラーと一緒に振り返ったり考えたりすることで、心の糧を増やしていけるようにすることを心がけています。また、外部機関でメンタルヘルス研修を行っています。リラクゼーション・散歩・睡眠・食事・CBT・SST・アンガーコントロールなど、さまざまな面から自分自身を振り返り、必要な知識とスキルを体験しながら、セルフケアができるようにサポートしています。

ユニバーサルスポーツ

性別・年齢・障害を問わず、様々な方が一緒に参加できるユニバーサルスポーツを治療に取り入れています。誰もが楽しめて、競技を通して他者と繋がりを作ることができます。令和5年10月11日に行われた熊本市・熊本市精神科病院協会共催スポーツ大会ではモルックとボッチャの体験会が行われ、当院からも数名の患者様が参加し、実際に競技を体験しました。参加した患者様からも「楽しかった」との声がありました。