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2025.08.22

こころの話し
アルコールについて

薬物依存症の定義

 一般的に、薬物依存症とは、ある薬物に依存の状態にあり1.薬物への欲求、探索および摂取に関する徴候。2.薬物の急性効果(急性薬理効果及び 急性毒性)に基づく徴候。3.薬物の慢性効果(慢性薬理効果、耐性、身体依存症および慢性毒性)等の症候を示すといわれます。しかしこれは範囲が広く、この中には、軽度の医学社会的に問題がないものも含まれてきます。

アルコール依存症の定義

日本アルコール学会でアルコール依存症の定義は、「アルコール依存の結果生じた行動異常、精神障害、あるいは臓器障害をいう。」のようになっています。
日々の楽しみや、気分転換のために、お酒を飲むことは有意義なことです。
しかし、お酒を飲まねば仕事が出来ないとか、生活が出来ないなど、車にガソリンを入れるようにアルコールを飲みだしたり、身体の不調、心の変化が目立つなと思われる方は、専門医に相談をして下さい。

久里浜式アルコール依存症スクーリーニングテスト

最近6カ月の間に次のようなことがありましたか?回答点数
1.酒が原因で、大切な人(家族や友人)との人間関係にひびが入ったことがある Yes3.7
 No-1.1
2.せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまうことが多い Yes3.2
 No-1.1
3.周囲の人(家族、友人、上役など)から大酒のみと非難されたことがある Yes2.3
 No-0.8
4.適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう Yes2.2
 No-0.7
5.酒を飲んだ翌朝に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある Yes2.1
 No-0.7
6.休日には、ほとんどいつも朝から酒を飲む Yes1.7
 No-0.4
7.2日酔いで仕事を休んだり、大事な約束を守らなかったりしたことがときどきある Yes1.5
 No-0.5
8.糖尿病、肝臓病、または心臓病と診断されたり、その治療をうけたことがある Yes1.2
 No-0.2
9.酒がきれたときに、汗がでたり、手がふるえたり、いらいらや不眠など苦しむことがある Yes0.8
 No-0.2
10.商売や仕事上の必要で飲む Yes0.7
 時々0
 No-0.2
11.酒を飲まないと寝つけないことが多い Yes0.7
 No-0.1
12.ほとんど毎日3合以上の晩酌をしている
 (ウィスキーなら1/4本以上、ビールなら3本以上)
 Yes0.6
 No-0.1
13.酒の上の失敗で警察のやっかいになったことがある Yes0.5
 No0
14.酔うといつも怒りっぽくなる Yes0.1
 No0