診療案内
Department
診療科目
精神科
“こころ”の不調に気づいたとき、
相談できる診療科です。
                精神科は、不安・うつ・不眠・記憶の問題など、こころや脳の働きのバランスが乱れたときに対応する専門の診療科です。気分や行動の変化、人間関係の悩みなどに対して、医学的な視点から診断・治療を行います。
当科での取り組み
- 医師や看護師、心理士が丁寧にお話を伺い、安心できる治療方針を一緒に考えます。
 - 必要に応じて、薬物療法・カウンセリング・家族支援・デイケアなどを組み合わせた治療を行います。また、入院での治療は疾患や重症度に応じて行っています。病棟ごとに特徴が分かれており、任意入院、医療保護入院、措置入院を行っています。
 - 薬剤の積極的な見直しを行っています。精神疾患では多量の薬剤が処方されている場合があるため、状態に合わせてお薬の減量ができないか再検討を行っています。
 - 社会復帰、職場復帰へ向けたデイケアを実施しています。
 
こんなことでお困りではありませんか?
- 気分が落ち込み、やる気が出ない
 - 不安で外出や人付き合いができない
 - 夜眠れない、すぐ目が覚める
 - 誰かに見られている気がする、声が聞こえる
 - イライラが抑えられない
 - 人と話すのが怖い
 - 最近、物忘れがひどい
 - 家族や職場での関係がうまくいかない
 - 子供が学校に行けない
 - 子供の癇癪がひどい
 
こうした症状があるとき、早期相談が回復への第一歩となります。お気軽にご相談ください。
主な対象疾患
- うつ病などの気分障害
 - 不安障害
 - 統合失調症
 - 子供の発達障害 など
 
心療内科
さまざまなストレスから来る
“からだ”の不調に対応する診療科です。
                心療内科は、ストレスや心の問題が原因で、からだに症状があらわれる状態を診療します。胃痛や動悸、めまい、疲れやすさなど、検査では異常の見つからない体調不良が続く方のご相談を受け付けています。
また、当院では犯罪被害や予期せぬ災害により心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる方の診療を積極的に受け付けております。
当科での取り組み
- PTSDに対して、専門医による治療を行っています。
 - EMDRやSE・ブレインジム・TFT・臨床催眠などの専門的な療法を行っており、全国から患者様が治療にいらしています。
 - 「原因がわからない不調」に対して、心と身体の両面から丁寧に評価します。
 - 対話を通じて、患者様の背景にある悩みやストレス要因を探ります。
 - 必要に応じて薬物療法を行いながら、心理療法や生活指導なども取り入れて改善を目指します。
 
こんな症状はありませんか?
- 胃が痛くなる、下痢や便秘をくり返す
 - 胸がドキドキする、息苦しくなる
 - 疲れが取れない、だるい
 - めまいがする、ふらつく
 - 原因不明の頭痛や肩こりがある
 - 病院で検査をしても異常がないのに、体調が悪い
 - ストレスや悩みが多く、体調に影響が出ている気がする
 - 過去の出来事を思い出し、心身に影響を及ぼしている
 
これらの症状には、こころのストレスが関係している場合があります。
主な対象疾患
- PTSD
 - 不眠症
 - 過敏性腸症候群
 - 自律神経失調症 など
 
専門外来
- トラウマ外来
担当医: 仁木 啓介 他 
脳神経内科
「脳・神経・筋肉」の病気を診る
専門内科です。
                認知症、パーキンソン病、てんかん、脳梗塞の二次予防、頭痛まで、幅広い症状や疾患に対応しています。特に認知症の診断には、脳神経内科での詳細な神経診察が重要と考えています。当院での認知症の精査は、脳神経内科医・精神科医の多角的な視点で診療にあたります。
当科での取り組み
- 認知症診断・サポート外来では、診断してからその後の生活を継続できるように診療を行っております。認知症は、診断されてからの生活が重要です。そのため、当院では自宅でのサポートを外来で行っています。また、状態によってレスパイト入院や行動・心理症状(BPSD)の入院治療を積極的に受け付けております。
 - パーキンソン病や神経難病(PSPやMSAなど)の診療に力を入れています。薬剤調整は、専門医による個人に合った調整が必要です。難病手帳の申請や更新も行っております。
 
こんな症状はありませんか?
- 最近、もの忘れが増えた
 - 手足がふるえる、動きにくい
 - めまいやふらつきが続く
 - しびれや力が入らない感じがある
 - 頭痛がつらい
 - しゃべりにくい、飲み込みにくい
 - 発作的に意識がなくなる、けいれんする
 
これらは脳や神経の不調が原因となっている可能性があるため、以上のような症状がある方は脳神経内科の受診をおすすめします。
主な対象疾患
- 認知症
 - パーキンソン病などの神経難病疾患
 - てんかん
 - 脳梗塞後の予防治療 など
 
専門外来
内科
精神・神経疾患を抱えている患者様には、内科疾患を併存している方が多くいらっしゃいます。当院は生活習慣病などの内科疾患も対応しておりますので、他院に通院することなくまとめて当院で診療することができます。
各種予防接種、健康診断も受け付けております。受診をご希望の方は事前にお問い合わせください。
主な対象疾患
- 高血圧、糖尿病、脂質異常などの生活習慣病
 - インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの季節性疾患
 - 肺炎球菌、帯状疱疹 など
 
専門外来
トラウマ外来
ストレス社会での生活や、頻発する災害での経験では、多くの人のこころに影響を及ぼします。トラウマが植え付けられ、知らないうちに心的外傷後ストレス障害(PTSD)に罹患している場合も少なくはありません。これまでの生活イベントの中で、親子・学校・会社等での人間関係や被害体験などを通して傷付けられたこころは、いくら年月が経っても些細な刺激で呼び覚まされ、フラッシュバック(過呼吸・動悸・気分の不快感)が起こります。こころや身体のケアと適切な治療が必要になります。当院では、専門的なこころの治療を外来や入院で受けることができます。
| 診療時間 | 毎週金曜日(祝日を除く) 9:00〜12:00 / 13:00〜17:00 ※出張等で休診になる場合があります  | 
                  
|---|---|
| 担当医 | 仁木 啓介(精神保健指定医 / 理事長) | 
トラウマセラピー
必要に応じて、トラウマ専門の臨床心理士によるセラピーを自費診療で行っております。受診ご希望の方多数のため、事前予約制となっております。ご希望の方はお電話にてご連絡ください。
認知症診断・サポート外来
認知症の診断からその後のフォロー、介護者(主にご家族)へのサポートを行っています。認知症は診断されて終わりではありません。認知症の種類によって、出現する症状や経過が異なります。それは個人によっても症状が異なります。詳細な聴取や診察により、ご本人・ご家族に合った治療や生活上の工夫などをご提案しサポートいたします。また、介護疲れにより自宅での生活の継続が困難になる場合は、レスパイト入院も相談可能です。
当院はレカネマブ(商品名:レケンビ)の6ヶ月以降のフォローアップ投与可能施設です。初回投与施設からの紹介状をお持ちで、投与をお考えの方はご連絡をお願いします。
| 診療時間 | 毎週金曜日(祝日を除く) 13:00~17:00 ※出張等で休診になる場合があります  | 
                  
|---|---|
| 担当医 | 仁木 啓史(日本認知症学会 認定臨床医 / 副院長) | 
パーキンソン病外来
パーキンソン病の診断と、その後のお薬の調整を行います。抗パーキンソン病薬に精通した専門医が、患者様個人に合わせて調整いたします。自宅での生活指導、栄養指導も合わせて行います。進行性核上性麻痺や多系統萎縮症など、パーキンソン症候群と呼ばれている疾患の診療も行っております。
難病手帳の新規申請・更新も可能ですのでお気軽にご相談ください。
| 診療時間 | 毎週火曜日(祝日を除く) 13:00~17:00 ※出張等で休診になる場合があります  | 
                  
|---|---|
| 担当医 | 仁木 啓史(神経内科専門医 / 副院長) | 
当院で施行可能な検査
- 各種心理検査
 - 脳波検査
 - 各種血液検査
 - 尿検査
 - 簡易的な聴覚検査
 - 腹部・心臓超音波検査
 - X線撮影
 
予防接種
- インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの季節性予防接種
 - 肺炎球菌、帯状疱疹 など
 
心のケア相談室
心のケア相談室ではカウンセリングを行っております。当院を受診中の方だけでなく、受診はせずにカウンセリングのみご希望の方、他院を受診中でカウンセリングのみご希望の方もご利用いただけます。
デイケア
デイケアでは、外来治療の一環として通所による治療・精神科リハビリテーションプログラムを行っております。